挫・人間 blog


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確かに未来は昔にはあった

まきちゃんとぷよぷよをやろうということになった。
せっかくなのでと、通り魔やしんちゃんやジュニアを誘って大人数でゲームをやった。

潮時になってTSUTAYAに行き、
「秒速5センチメートル」と「天空の城ラピュタ」のDVDを借りた。
秒速は何度みても、山崎まさよしの長いPVだった。
美術はとても綺麗だけど、本編はなんとも言えないです。
だからラピュタを、ずーっとみてた。
ラピュタをみてると、時間も遅いので一人ずつ静かに眠っていった。
パズーが金貨三枚を捨てられないシーンに興奮したり、やっぱ駿は左なんて言ってる間にみんな眠ってしまった。

通り魔が呻いていた。
まきちゃんが持ってきたお酒を飲んで、ダウンしていた。
みんな何がつらくてあんなにまずいものを飲むんだろう。

「通り魔吐いたほうがいいよ」

「スッキリするかな」

「うん、絶対するよ。ホラ、トイレに」

僕は便器の前に跪く通り魔の背中を足で摩った。それが楽しくて仕方がなかったので、せっかくだし、と、動画を撮ることにした。

「や、やめろ、撮るなよ」

「いいじゃないの、人生の記念に」

「そんな思い出、ほしくないよ」

「そんなこと言って、ホラ、僕らはもう大学卒業しちゃうくらいの歳なわけじゃない」

「そんな現実突きつけないで…」

「なんだかんだ言ってもこのゲロばっか吐いてる毎日が君には大切で愛おしいんじゃない?だから、失ったときの為に、撮っておこうよ」

「うう…楽しかった…酔うまでは。酔ってるなあ。終わってほしくねえ」


僕は次の日、二限にはでなかった。
そして随分と長い間、なんとなく続いてきたものを、ひとつ終わらせた。
終わらせたというのは実はあんまり正しくなくて、本当は、もうずっと前に終わっていたことだった。

うちに帰ると酒の空き瓶ばかりが残っていた。
空き瓶はもう用済みで、別の光にあたってなんとなくキラキラしてみても、あとは捨てられるか、特殊な趣味のマニアの手に渡るしかないんだ。
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