挫・人間 blog


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キャンディ、夜が明ける

大人になんてわかってたまるか。と、十代のころの僕はひとり部屋でうずくまることしか出来ず、こう呟いていたわけです。
僕は家族と、というか父親と上手くいかず、殴られては血の色のリアリティの無さにびっくりしていた。
僕は父親が大嫌いだったし、まあ、今でもそうなんだけど、職業上、うすべったく笑う父親をみては、人間ってこうなのか?と疑問を持たずにはいられなかったもので、僕は高校に入って、年上の、いわゆる「大人」のバンドマンの方々に会って、生まれて始めてかもしれない理解を得るまで超絶ひねくれ少年として、家庭や学校にとって最も扱いづらい子供だっただろう。
素直につっぱっていればいいものの、僕はそういう人達を「大馬鹿者」とカテゴライズしては軽蔑していたので、あんまり向かなかった。
言いたいことは言わないし、言ったってやったって、全部無駄だと考えていたので、ボロボロに崩れ落ちて、穴が空いた鐘がごとく、父親が僕を叩いても響かず、穴がただ増えていくだけだった。20時過ぎのテレビドラマみたいな安っぽい感動にはウンザリしていた。

僕は父親と、かれこれもう四、五年は口をきいていない。
これを、反抗期の延長じゃなくて、本当に軽蔑しているから、関わりたくないんだと言っても、そんなの反抗期の少年が愚図っているようにしかきこえないのも当然の話で、僕としても恥ずかしい心持ちである。
だいたい父親が稼いだ金を使って僕は生活しているわけで、そんなの自立なんかじゃないじゃない。と、僕は、高校くらいのころは、あいつにはおれを産んだのだから、これは義務だし、それに甘んじているだけだ…搾取してやるのだ…なんて僕は恥ずかしいことを思っていたわけなんだけど。
実際どう考えても僕の子供っぽさが露見するだけだし、情けない。
とはいえ父親を認めることはありえないので、僕は悩んでいたのだけれど、もっと大人になりなよ、と僕のこの話を聴いたひとはみんなそういうメッセージを視線に込めて僕をみる。

僕は大人っていう存在に嫌悪感を持っていたけれど、さすがにそんなことも言っていられなくなってしまった。NHKみたいなことを考える。
きっと大人になるっていうのは死にたくならないことだ。死にたいと悩む暇がないほど、自分の生活に執着するようになるのが大人になるってことじゃないか。
死にたいなんて馬鹿のいうことだ。子供のいうことだと、認めたくないけど、そうなんだろう。
僕はだいたい死にたいし、その順番をただ待って生活しているだけなような気がする。
よくわからなくなってきたね。

自分の納得のいかない精神的成長を受け入れていく必要なんてなくて、ただそれが子供の考えだなんて言われても、もうそれは仕方ない。悩み抜いたまま死んで、恥ずかしい奴だと笑われるのはつらいけど、それでいいとは思えないけど、それでも。
子供のまんまで子供をこさえても、いいのだ。
ばからしい、と、ひとから言われることをやるのが子供だとしても、ばかだと言われるようなことでも、やるのが人間じゃないか。
誰かそれを許せない奴がいるとしたら、社会だ。
社会だ大人だって、そういう奴が敵だ!みたいに書くのは本当に恥ずかしい。子供っぽい。情けない。畜生。

だけどばかだと言われてもいいから納得いかないことはそのままでいい。
納得いかないことをやるのは、自分より大切なひとのためだよ。

僕と話してくれた大人のバンドの人達は、年上というだけで僕には大人で、社会的にみたら子供なんだろうな。
馬鹿にされて、周りはどんどん就職したりとかして、自分は何かイライラしたままで、何も出来ず、子供だと笑われてもいいのだ。
きっとそうやって子供でいるやつが、羨ましくてたまらないんだ。
僕は父親を軽蔑しつづけるし、父親が言うような大人にはなれないし、子供のまま、歳をとるけど、いつの日か甘い星屑ポケットに。苦い思いはロケットに入れて飛ばせるようなひとになるよ。

しかし、いつまでたっても自分の青臭さは受容したくないものです。
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Comments

 
カッコいいっす
 
そんなバカな。
でもありがとうございます。

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